美肌塾「毛穴」

s-024 夕刊フジ連載の男・美肌塾の記事
脂で汚れが吸着、毛穴の黒ずみの正体
冬場のギトつき対策の記事

毛穴の黒ずみ

冬場のギトつき対策①
脂で汚れが吸着、毛穴の黒ずみの正体
野性味とかワイルドが男らしさの象徴だったのは昔のこと。今では何といっても大切なのは清潔感。最近では男性でも油取り紙を携帯している人が急増しているとか。皆さんはいかがですか?
清潔感を出すポイントはいろいろあります。Yシャツの袖口や首回りが汚れているのは最悪ですね。肩にフケが積もっているなんていうのもいただけません。
でも、そうした服装絡みの身だしなみばかりではなく、肌の美しさも、女性はちゃんと見ているんですよ。
中学や高校生ならまだしも立派な社会人になって顔がニキビだらけだったり、誰もが乾燥肌で困る冬場でも1人ギトギトに脂ぎっている「オイリーマン」はどうしても「清潔」とは対極の位置付けをされてしまいがち。何か手を打っておく必要がありそうです。
 同じ男性でも、皮脂の分泌を促進する男性ホルモンの「アンドロゲン」の分泌が多い人は、40代以降もずっとこの状態が続くことが多いようです。
皮脂が毛穴にたまるとどうなるか。脂は汚れを吸着するため、毛穴の中には、大気中の汚れが入り込み、皮脂と混ざり合って蓄積していくことになるのです。毛穴全体に汚れが詰まっていくと、汚れと皮脂の混ざり合ったものの表面が空気に触れて酸化され、見た自に黒っぽくなってきます。これが毛穴の黒ずみの正体。お父さんたちの大切な「清潔感」を、一発で打ち消してしまうのです。
同じオイリー肌でも、ギトつきが強い人と比較的サラッとした人がいます。これは皮脂成分の遣いによるもの。次回はこうした点から、医学的なギトつき対策をご紹介していきましょう。
冬場のギトつき対策②
サプリでアブラ顔スッキリ
前回は、同じオイリー肌でもギトつきが強い人と比較的サラッとした人がいることを書きましたが、この差は、皮脂の成分の遣いによるものです。
毛穴の皮脂腺から分泌される皮脂は2種類あります。1つは毛穴の皮脂腺自体が作り出すもの。これは血液中の糖分から作られるので、甘いものばかり食べていると皮脂が多くなるわけです。もう1つの皮脂は、血液中の脂肪分から作られるもの。この皮脂の性状は、摂取する脂肪の質によって変わってきます。和食よりも洋食からの脂肪摂取が多いと、皮脂がギトついて流れにくくなり、皮膚の表面の殺菌力も劣ってしまうのです。
そもそも、オイリー肌の人は、外見上の問題もさることながら、じつは肌の老 化も早めているんです。皮脂は、紫外線に当たるとすぐに酸化されて過酸化脂質という刺激性の脂に変わります。この脂が肌細胞を刺激して肌の老化を早めるのです。そう考えると、「たかが脂性くらい」とばかにできなくなってきますね
対策はいくつかあります。1つはサプリメント。ビタミンB6、ニコチン酸、 ビタミンEには皮脂抑制効果がありますが、ドラッグストアで別個に買うよりは、医療機関で処方してもらうほうがお得かも。またチオタウリンという天然由来の抗酸化成分も有効。収れん効果や皮脂抑制効果のある化粧水を洗顔後に使うことも大切です。医療機関では、特にギトつきが強い場合などはレチノイン酸という成分の外用剤を処方します。これは皮脂の分泌をしっかり抑えるので、皮脂の性状もサラッとしてきます。
 これまで何をしてもオイリースキンが解消できなかった人は、そろそろ医学の力を頼ってみてはいかがでしょうか?